—コデマリの育て方— コデマリは、細い枝や葉が見えなくなるほど白い多数の花を咲かせ、枝垂れる姿がとても見事で、庭木や切り花として利用される、春を代表する花木です。

同じ仲間のユキヤナギよりも遅く、赤褐色の新梢が伸びたあと、4月から5月に開花します。

枝は細くて長く伸びたものはゆるく弓状にしなります。

満開時は枝に沿ってびっしりと手毬状の花が付き、その姿は見事です 〇置き場所 日当たりのよい場所を好みますが、ある程度の日陰にも耐える半陰性の樹木ですので半日陰の場所でも問題なく育ち、花も咲かせます。

〇手入れ 通常の剪定(枝の切り戻し)は花の終わった後すぐに行います。

勢いが強く長く伸びすぎた枝は、下の方の枝が分岐しているあたりで切り落とします。

また、きれいな樹形にするには細くて枝垂れるような、やわらかい感じの枝振りに仕立てるのがコツです。

太くなった古くてかたそうな枝は根元から切り落としてもよいでしょう 。

その年伸びた若い枝に花芽が付きます。

開花するのは翌春ですが、9月には既に花芽が形成されています。

落葉後に若い枝を切るのは花をすべて切り落とすことになるので注意が必要です。

肥料は2月頃に寒肥を、花後の6月頃にお礼肥を与えます。

寒肥は油粕に骨粉を3割ほど混ぜたものを、お礼肥は化成肥料が適しています。

いずれも株の大きさに応じて適量を株元に施します。

寒肥は春に根が活動をはじめたとき、すぐ肥料を吸収できるように冬の間に施しておく肥料のことです。

強すぎずにゆっくりと効く有機質肥料などを施すのが一般的です。

〇用土 特に土質は選びませんが腐葉土などの有機質の多い、少し湿り気のある土壌でよく育ちます。

地植えにする場合、粘土質の多い場所では育たないので、気を付けましょう。

〇植え替え・植え付け 2月中旬から3月下旬、あるいは10月上旬から11月下旬が適期です。

根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、腐葉土や少量の完熟堆肥などを混合して植えつけます。

根鉢のまわりに十分水を注ぎ、棒などでつついて、根と植え土をなじませます。

秋に植えつけるときには、地際から伸びる枝を切ってもかまいません。

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